Windows PC: NEC LAVIE Hybrid Frista HF350/BAW PC-HF350BAW のSSD化とメモリ増設

「パソコンを新調した人から不要になったパソコン貰ってきた」と突然言われたので実戦投入できる程度にメンテナンスしてみました。しかし詳しくない所有者から詳しくない人間へ譲渡され型番すら確認せず引き取られてきたこのパソコンがどんなものなのかよくわかりません。
メーカーサイトでPC-HF350を確認すると、2015年発売、Windows8.1、第5世代 インテル® Core™ i3-5005U、RAM4GB、HDD1TB、15.6インチタッチパネルLCD(1920×1080 IPS)、とのことで、RAMを最大容量の16GBに、HDDをSSDの512GB程度に換装してWindows10を入れておけばとりあえずゲーム以外なら実用レベルで動きそうな感じ。
電源を入れると2~3分後にWindowsのログイン画面が出て操作に反応したので壊れていないと判断し分解です。
※分解は自己責任で。
※メモリ増設のみであれば分解は不要です。本体背面のメモリ蓋を開けるだけ(ネジ1本)でメモリスロットへアクセスできます。

まずバッテリーを取り外し、本体底面のネジ6本(赤丸部分)を外します。

本体背面のメモリスロット用のフタを外します。フタはネジを外したあとネジがあった方角にフタをスライドさせれば外れます。

DVD/BDドライブを固定しているネジ(赤丸部分)を外します。
※写真はすでにメモリ増設済みのものです。
※メモリ増設については、メモリ基板の左右の金具を外側へ開くとメモリが斜めに起き上がってくるので更に手で少し起こしながらスライドさせれば既存メモリを取り外せますし、装着はその逆の手順を踏むだけです。
※標準4GBに8GB追加し計12GBという増設も可能ですがその場合はうち8GBはデュアルチャンネル(高速)、残り4GBはシングル(低速)動作となります。グラフィックメモリが共有されることとメモリ速度を考えると中途半端な増設はせず既存の4GBを外し写真のように8GBx2枚構成にしたほうが無難です。8GBx2枚でもアマゾンで6000円程度で購入できました。

ドライブと本体の隙間にヘラを入れたりドライブ側のネジ受けの突起を外側へ押したりすればこんな感じで取り外せます。

ここが一番難易度が高いかもしれない…
マザーボードケースは丸の箇所(計9箇所)の爪で固定されているので、ヘラを駆使してパキッパキって感じで1つ1つ爪を外してゆきます。なんとなく青丸の部分から始めるとかんたんな気がします。1つ爪を外したら隙間にどこかの会員カードみたいなプラ板を挟んで隙間を維持しながら丁寧に全箇所クリアを目指します。

モニターのヒンジ部分の突起に注意しながらケースをやや斜めに起こしながら写真手前方向に引き抜くようにするとケースカバーが外れます。
内部にはホコリ等一切なく7年前のパソコンとは思えないほどキレイな状態でした。
全然使ってなかったんだろうな……試しに起動した時も”こりゃないだろっ”てほど遅かったし……

HDDはマウンタで固定されています。赤丸のネジを外してからマウンタを矢印方向へスライドさせるとHDDのコネクタが抜けてマウンタを取り外せるようになります。

マウンタの両側面に2個ずつネジがあり計4本全て取り外すせばHDDをマウンタから外すことが出来ます。

空のマウンタに好みのSSDを取り付け、あとはすべて逆の手順でもとに戻せばSSD&RAM換装完了です。換装後の速度向上は体感で十分わかるほどで、2分近くかかっていたWindowsの起動が10秒台にまで改善されました。

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