国道140号線 山梨と埼玉を雁坂トンネルで結ぶ秩父経由の山岳道路

国道140号 路線データ
総延長:226.5km
実延長:226.4km
現道:149.7km
起点:埼玉県熊谷市 熊谷警察署前交差点
終点:山梨県南巨摩郡富士川町 坪川大橋南交差点

国道140号は埼玉県熊谷市から秩父市を経由して山梨県南巨摩郡富士川町に至る一般国道です。今回は山梨県南巨摩郡の坪川大橋南交差点から埼玉県熊谷市の熊谷警察署前交差点までの終点→起点ルートを皆野寄居バイパス等のバイパス利用を避けるルート(約141km)を走行しました。秩父湖付近で大きく2つにルート分岐がありますがループ橋のある中津川ルートを選びました。基本的に旧道好きなのですがループ橋の人工美はやはり魅力的。他の場所については雁坂みちや秩父往還と呼ばれる方のルートを選んでいます。

国道52号と交差している終点からスタートです。

最初の橋を渡ってすぐに交差点を右折するところはわかりやすいのですが次の橋を渡ってすぐの場所の右折はちょっと気が付きにくいかもしれません。このまま直進したほうが早いのでナビだと直進支持になると思いますがここを右折しないと国道140号笛吹ラインの一部をスルーしてしまいます。

笛吹川に沿って進む道が続き、すぐにドームっぽい建物の道の駅とよとみが現れます。

またしばらく川沿いの道が続きますが途中の白井河原橋南詰交差点を左折し橋を渡ることになります。

橋を渡って少しすると一見右のほうが本線じゃないかという分岐を左折し橋を渡ることになるのですがここからこの先の国道20号との接続部の信号の待ちが長く500mを抜けるのに15分程かかりました。交差点に接続する道が多いのと信号直前に一時停止の交差点があるため流れが非常に悪くなっています。

400mほど国道20号を走りますがすぐに左折して国道140号単独区間に戻ります。石和温泉駅付近で国道140号はバイパスと雁坂みちの二択になりますが今回は雁坂みちを走行します。

石和温泉から雁坂トンネルまで32kmの標識を通過し、しばらく民家と商店が並ぶ道を進みます。このあたりは昼間でも黄色点滅の信号が結構ありました。雁坂トンネルまで24kmの看板の手前に個人的に気になる中華そばのお店が。口コミを見る限りでは昔ながら系で評判良い感じ。

さらに暫く進むと2つの少し長いトンネルがあり、抜けると直後に道の駅 花かげの郷まきおかです。規模は小さめですが蕎麦などの軽食施設と野菜販売などはあります。

道の駅を過ぎたあたりから自然溢れる風景に一変し広瀬湖やダムなどを眺められる長閑モードになります。ダムには駐車場と展望のある公園もあるので小休止するにはちょうどよいです。

雁坂トンネルまで4kmの看板の1.5kmほど先に道の駅みとみがあり、さらに1kmほど先には西沢渓谷入口があります。どちらも看板的アピールが弱いので気を抜いていると気が付かなそう…

西沢渓谷を過ぎると180度方向転換するけどループしない橋(西沢大橋)がありなかなか良い景色が拝めます。そしてすぐに雁坂トンネルウェルカムです。雁坂トンネルは平成10年(西暦1998年)4月23日から供用開始されたトンネル長6625mの一般有料道路で通行料金は普通車740円・軽自動車590円(2020年12月現在)です。支払いは現金または回数券のみでETCやクレジットカードは使えません。

ただひたすら真っすぐです。

長いトンネルを走り続けると緩やかなカーブが始まりそれがゴールの合図になります。でも抜けるとすぐに次のトンネルです。

そのトンネルも抜けると大きな豆焼橋が出現し、橋の終わりには出会いの丘(休憩所)への分岐があります。出会いを求める方はここで左折です。

雁坂トンネルを過ぎれば峠越えなのでここからはずっと下り坂になります。基本的には急カーブとちょっと見晴らしの良い空間の連続です。

少し進むと山麓亭雁坂峠茶屋がありそのすぐ先が中津川・奥秩父もみじ湖方面の本線と秩父湖・二瀬ダム方面の旧道との分岐点があります。最初は旧道を通ろうと思ったのですが旧道は狭い上に思いっきり生活道路なので遠慮しておきました。ちなみに旧道側にある有名なY字構造の古くて小さなトンネルは周辺の道が整備されたので廃道になり閉鎖されています。ところで茶屋なのですが休憩スペースが工事車両で埋め尽くされている状態で営業している様子がなかったのですが改装なのか閉業なのかわかりませんでした。

本線の方はとても整備の行き届いた快走路になっていて見事な橋や景色やダムと続きます。

そして本線一番の目玉であるループ橋です。山梨→埼玉だとあんまり楽しめないんだけど埼玉方面から来る時はダムとループ橋を同時に見上げながら突入するので結構なワクワク感がある場所です。

ループ橋を過ぎると周辺の建物が増え人の生活を感じる場所になってきます。秩父湖方面への分岐点を左折し本線を進むとすぐ先にはバイク乗りのあいだで有名な大滝食堂(バイク弁当)のお店です。弁当の容器がバイクの燃料タンクのデザインになっているそうです。バイク限定の店ではないので車の駐車場もあります。そのすぐ先には道の駅大滝温泉があります。

ここからしばらくは山と荒川に挟まれた細めの道が続きます。

荒川橋を過ぎると道の駅あらかわです。道の駅は国道140号沿いではなく橋を渡ったあとの最初の道の駅あらかわ入口交差点を右折です。

秩父市街地に入ります。秩父鉄道の秩父駅の近くまで来ると道の駅ちちぶがあります。この道の駅は市街地の中にあり駐車場も広く美味しそうな食堂の荷車屋があったり地下水の水くみなども出来て秩父観光の拠点位するのには良いかもしれない。

ケーヨーD2、ユニクロ、しまむら、オートバックス、イエローハットなどのチェーン店が続く道を過ぎると一般道より所要時間を平均15分短縮できるという皆野寄居有料道路への分岐が見えてきますが今回は利用せず直進。さらに進むとyaokoが見えてきますがyaokoの次の信号を右折すると道の駅みなのがあります。国道140号はそのまま直進です。

有料道をを使わずそのまま進むと県道203号と交差し県道を進めばすぐそこが長瀞の岩畳です。国道をさらに進むと秩父鉄道と荒川に挟まれた風景が広がります。

ほどなくして高架道路が見えてきますがこれは皆野寄居有料道路です。有料道路と結ばれた先からは片側2車線道路になります。

せっかくのバイパスの片側2車線道路ですが今回は旧道を走るので早々に左折し1車線へ逆戻りです。現地では国道140号と表記されていますが2020年12月時点ではGoogleMap的には県道296号扱いになってますね。記事を書くとき地図を確認して道を間違えたのかと一瞬焦りました。

旧道なので廃れてしまっているのではないかと思いましたがそんなことはなくベイシアなどもあるし道は空いているしでやっぱり旧道は楽しい。

楽しかった旧道も終わり片側2車線道路に戻るともうすぐ国道140号も終わり。埼玉県熊谷市の熊谷警察署前交差点がゴール(定義上は起点)です。走行時間は1度も休憩をせず3時間42分でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました