群馬県中之条町 四万温泉 「やまの旅館」

温泉地名:四万温泉
源泉名:岩文乃湯/明治湯・混合泉
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)
加水:
加温:有(季節・湯量により)
循環・濾過:有(浴槽内の温度均等化のため)
消毒:塩素有(衛生面を考慮して)
特徴:無色透明


草津温泉のような賑やかさは苦手なため都心から近く良い意味で寂れた雰囲気のある四万温泉にやってきました。日帰り湯ではなく1泊2日で楽しみたいため四万温泉の中でも小さめで且つ料理が美味しそうな宿ということでこちらのやまの旅館です。

駐車場は四万温泉の無料共同駐車場を利用します。宿の真裏が駐車場なので徒歩十数秒という余裕の近さです。宿の正面には旅館としての看板とは別に「カメラ・フィルム 山野」の看板があります。元々はカメラ屋だったのでしょうか。といっても取扱商品は懐かしのレンズ付きフィルムと乾電池のみのようです。特にフロントはないのでインターホンを押して女将さんコールをしてチェックインです。

じゃらんにて「上州麦豚のしゃぶしゃぶと焼きたて川魚の塩焼き付格安プラン」を8畳の部屋で予約。2019年11月の平日に利用しましたが2名で15400円(税込)でした。2階の角部屋を案内されて部屋に来ましたが階段は通りませんでしたので宿の入口が2階という構造のようです。川沿いの宿なので部屋からは駐車場と川が見えます。写真には映っていませんがもちろんテレビ付きです。

格安プランでも十分な量の夕食です。ごはんはおひつで食べきれんばかりの量がありましたが二人で食べきりました。しゃぶしゃぶ肉は上州麦豚で土地の川魚にこんにゃくもあり旅先料理感もばっちりです。基本的に夕食も朝食も部屋食になり、食後の食器は自分でコンテナに収納して部屋の前に出しておくというスタイルです。

お風呂は1階になります。お風呂に限らず館内はバリアフリーではないため足の弱い方はこちらの宿はちょっと利用しづらいと思いますが古い建物で改装するにもスペースもなさそうですしそこは仕方がないですね。

男湯女湯と別れていますが基本的に部屋単位で予約無しでその都度貸し切り利用するタイプなので二組が同時利用できるという形になります。どちらも内湯のみで女湯のほうが男湯の半分くらいの広さでした。無色透明でさらっとした感じの湯です。循環はされてますが加水はされていないので温泉はしっかりと楽しめます。

お風呂上がりにはおしゃれな休憩スペースもあります。足腰のマッサージ機はコイン不要で自由に使えます。朝になって気が付きましたがこの古風な時計のどれかが24時間体制で時報のベルが鳴っていたようで部屋にいてもかすかに聞こえてきていました。これはこれで田舎のおばあちゃんちに泊まった気分で心地よかったです。

朝食はシンプルですが朝から胃に優しい感じでお腹いっぱいになれます。やっぱり部屋食は落ち着けていい。

チェックインは14:00~18:00、チェックアウトは10:00です。


四万温泉はとても静かな温泉地で穏やかな川があったり千と千尋の神隠しのモデルにもなったとされている積善館や昔懐かしのスマートボール場や飲泉場など散策を楽しむに十分な環境は整っていて疲れを癒やすにはとても良い場所だと思います。温泉地からさらに奥に進むと奥四万湖というダム湖もあって車で一周することもできます。ただ、外食の選択肢がちょっと少なめだと思うので宿泊するならどの宿でも食事付きにしておいたほうが良いでしょう。

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