長野県諏訪市 上諏訪温泉「民宿すわ湖」

温泉地名:上諏訪温泉
源泉名:湖柳配湯センター(新三ツ釜源湯、新三ツ釜第2源湯、あやめ源湯、湖柳源湯、柳並源湯混合泉)
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)pH8.34
加水:
加温:無(泉温55.2度(気温24度時))
循環・濾過:源泉かけ流し
特徴:ほぼ無色透明・わずかに塩味を有す
一般適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔
施設情報:http://www.suwako.net/


とある日に自分の誕生日を自分で祝うために東京から近いわりに旅行した気分になれる長野県の温泉として諏訪湖にやってきました。諏訪湖はサービスエリアにも温泉施設があるほどの温泉地。そのなかで食事が美味しくそうで温泉があるリーズナブルな宿の候補から民宿すわ湖を選択。じゃらんの2食付き標準プランで2名13800円でした。これはかなり安い…。

私が訪問した時に対応いただいた方は若い男性の方だったのですが、チェックインからチェックアウトまで一貫してこちらが申し訳なく感じてしまうほどに低姿勢でした。語彙力の少ない私のこの表現が適切かはわかりませんがお姿の印象も含めて良い意味で「怒りながら笑う竹中直人がひたすら低姿勢で優しい」感じです。一瞬で魅力に取り憑かれてしまいました。あぁまた会いに行きたい。

予約時は6~8畳で任意割当でしたが一番奥の良いお部屋でした。ちょっと配線周りにやっつけ感があるけど布団が組み上がった状態で畳まれているのは簡単に寝床を構築できるのでこれはかなり嬉しい。

バス別ですがトイレはウォシュレットタイプのいいやつが採用されていました。お茶菓子がルマンドなのも良い。

廊下はデザインは良い雰囲気ですが古民家なので階段がかなり急です。冒頭の写真でも見切れていますが食事処への階段も急なので足が弱い人にはちょっと厳しそうです。

他にも宿泊者はそれなりの人数いたのですが館内は静かでとても落ち着いた雰囲気です。囲碁将棋の道具もありました。オブジェのブラウン管テレビは昭和40年代くらいのものですかね。

こちらの宿には内風呂と半露天風呂があり、露天風呂は自由申告の回数無制限無料貸し切り、内風呂は男女別構成になっています。それぞれ全く別の場所にあるので入浴しながら行き来することはできません。こちらは撮影のためだけに立ち寄り本命の半露天風呂へ向かいます。

こちらも定員2名までという感じの広さですが逆に小さいおかげで良い雰囲気になっている感じです。泉質は丁度よいアルカリ感でゆっくり入っていられます。洗い場にはやたら沢山の種類のシャンプー類があって持ち込まなくても結構選び放題でした。この半露天の向こう側は内庭になっていて廊下から見えそうで見えなさそうで見えそうという微妙な位置にあり、隙間をブロックや板で試行錯誤しながら塞いできた痕跡が伺えます。多分思いっきり立ち上がったらタイミング次第で見えちゃう感じ。

リーズナブルな価格なのに申し訳ないくらいにたくさんの品数の夕食です。プラン紹介に女将の家庭料理はボリューム満点と書いてありましたが偽りなしです。ご飯は好きなだけおかわりできます。長野定番の野沢菜もちゃんとありました。

朝食は胃に優しそうな健康的ラインナップ。ワカサギが出てきましたが諏訪湖で取れたものだそうです。食事会場のブラウン管テレビはオブジェではなくデジアナ変換の地デジチューナーを使って現役で動いていました。客間のテレビは液晶です。

宿の装飾には古いものも活かし、ただそこだけにこだわらず客間には最新設備の導入をためらわない。そんなハイブリッド感のある宿でした。そして最後まで低姿勢のおもてなしをしていただいた若旦那?の半土下座的なお見送りに対しこちらも恐縮のお辞儀で攻防するという微笑ましいやり取りを経て宿をあとにしました。これは癖になりそう…


民宿すわ湖は名前の通り諏訪湖湖畔に位置し徒歩で遊覧船乗り場まで行けちゃいます。遊覧船は揺れも少なく時間も30分くらいで済みますので酔いやすい人でも多分大丈夫。料理も美味しく温泉も源泉かけ流しで観光散策もしやすい良い宿でした。

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